レバレッジとは
ればれっじ(leverage)。レバレッジとは手持ちの資金よりも大きな金額を動かす仕組みのこと。FX取引の最大のメリットの一つです。元々はてこの原理の小さな力で大きなものを動かすことから派生しています。
FXとは証拠金取引である
外貨預金の場合1ドル100円のときに米ドル100万円分(=1万ドル)預けるには同額(=100万円)必要です。しかしFXの場合証拠金として預けている資金からレバレッジの範囲内で運用することが可能です。例えばレバレッジ10倍で運用するとしたら100万円(=1万ドル)の米ドルを買うのに証拠金として10万円用意すればいいのです。この資金効率のよさの魅力が投資家たちをひきつけているのです。
高レバレッジはハイリスクになります
ただし注意してほしいことがレバレッジが高くなるとその分リスクも高まります。
証拠金率を下回るとロスカットとなります
必要な証拠金率が30%として10万円を担保に1ドル100円で1万ドル購入したとします。この場合評価損が7万円を超えるとロスカットが発動します。つまり1ドル93円がボーダーラインとなります。ロスカットを防ぐには証拠金を増やす(追証)など証拠金率をロスカット基準にならないように調整する必要があります。
ハイリスクだけどリターンも高い
レバレッジは怖いというイメージがありますが、きちんと運用すればそんなに怖がる必要はありません。初心者の方がいきなりレバ50倍で取引をするのは無謀ではありますが、数倍程度なら問題ありません。最初は資金を多めに入金してレバレッジが高くならないようにすればいいでしょう。
証拠金規制により段階的に引き下げられている
FX取引が日本で始まったのは1998年のことですが、当初は法律もあまり整備がされていませんでした。今では当たり前の信託保全も義務付けられておらず、最大レバレッジも青天井なところがありました。以前は最大レバ400倍という業者も多数ありましたよね。
しかし2010年金融庁による規制が実施されました。規制内容は信託保全の義務化とロスカット基準の整備・遵守、証拠金率のルール化です。このうち証拠金率は2010年8月1日以降は2%、2011年8月1日以降は4%になります。2011年2月現在の最大レバレッジは50倍ですが、2011年8月以降は最大25倍になります。
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